キムチ鍋の逆襲
その日、午前10時。
はやくも私は空腹だった。
思いは、昼ごはんのメニューに。
老舗のカレーで、ガッツリ。
あの店の名物オムライスにチャレンジ。
妄想はふくらむのであった。
で、お昼時。
某地下街を歩いていて
赤色の看板につい魅かれて
某店にふらふらと。
いつのまにか
キムチ鍋の定食を頼んでいた^^;
優柔不断の私にはよくあるパターンだ。
おばあちゃん店員のオーダー忘れを警戒しながらも
案外
スムーズに
キムチ鍋登場。
空腹の身には、こたえられないキムチの香り。
スープもコクがあってとても美味しい。
満足してご飯を食べ終え
名残惜しげにスープをレンゲですくってはすすりこみ
その味を楽しんでいた。
お昼のキムチ鍋もなかなかええやん。
つい気がゆるんでしまった。
が。
悲劇はその後でやってきた。
なぜか、レンゲが鍋の内側に引っかかり
はずれた。
同時に少量のスープが私にかかった。
その日に限って、真っ白のワイシャツを着ていた。
オレンジ色の斑点が、ひとつ、またひとつ。
すぐ後に、お得意様との大事な打ち合わせが控えている。
ジャケットの前のボタンをしめれば、何とか隠すことができるか。
嗚呼。
恐るべき、キムチ鍋の逆襲であった。

































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