まほろばウォーク
「まほろばツーディウォーク」の初日に参加してきた。
簡単に紹介させていただく。
このイベントは2日間にわたって開催されるウォーキングのイベント。
私は初日のみ、30キロのコースを選択する。
この30キロのコースは、スタート地点の橿原神宮から近鉄桜井駅→山の辺の道
→天理トレイルセンター→桜井市→藤原京→橿原神宮というコース。
ウォーキングで30キロも歩くのは、初めてなので
前日は早く仕事を終えて、最近お気に入りの立ち飲みやで
軽く飲んで(はよ帰れよ)、家でのお酒も最低限にして
(まだ飲むんかい)早く寝た。
翌日は少し寝坊して、4時半起床。
あわてて準備して、午前5時15分の電車で
出発する。
この時間の電車には、けっこう
電車釣行の方が乗っている。
まき餌を使った釣りの場合は無理だが
投げ釣りなんかだと
電車での釣行もありかな?とか考える。
橿原神宮到着は、午前7時
すでに、多くの人たちが到着して
スタートを待っていた。
大体は60歳以上のお年寄り。
前回の加古川大会の時もそうであったが
全体的なノリは、「グルコサミンのCM」
みたいなノリなのだが
侮ることなかれ、70歳の方でも
平気で40キロを2日間連続で歩い
たりする世界なのだ。
関西以外からも、大分、熊本、東京
などからの参加者の方々も。
私も受け付けで兵庫県と住所を書くと
受け付けのおばさま方から
「まあ~遠くから、よくいらっしゃいました。
奈良の秋を満喫していってくださいね」
と声をかけていただいた。
少し恥ずかしいが、悪い気はしない。
これも前回の加古川大会の時に感じたのだが
とにかく地元やウォーキングの団体のヴォランティア
の方々の働きが素晴らしい。
つくづく感心する。
さて、いよいよスタート。
前回の加古川大会は、すごい人だったが
今回はそれほどでもない。
それでも300人くらいは、十分いる。
かなりのハイペースで、集団は近鉄桜井駅へ向かう。
私は、30キロというコースのことも考えて、
ややペースを落とす。
ウォーキングのいいとこは、歩いているうちに
今まで考えていたさまざまな悩み事とか
がいつのまにか消えていってしまうこと。
消えていってしまうのだから、別に大したことを
考えていたわけではないのだ、そんなことに気づかされる。
やがてコースは、山野辺の道に入る。
この道は私の大好きな道なのだ。
今回この大会に参加を決めたのも
この道がコースに入っていたからなのだ。
絶好のハイキング日和ともあって
道にはハイキングの方が多数。
みな、ゆっくりとしたソゾロ歩きだ。
その中をけっこうなスピードで
歩いていく大会参加者の方々。
私も負けじとついていく。
周囲は晩秋のまほろばの風景がひろがっている・・・・・・
天理トレイルセンターでおにぎり三個の
昼食を10分程度で食べ終え
再び歩き始める。
国道169号線を桜井市まで南下する
退屈な道だ。
しばらく、がまんがまん。
ただ午前の足と午後の足は違う。
徐々に疲れがたまる。
私の場合、右足の甲が痛くなってくる。
こういう時は前を歩く人をロックオンし
とにかく抜かすことを考える。
最終チェックポイントの藤原京に着くころには
かなり疲れてきた。
<チェックポイントでもらったバナナ。美味し>
「何で、休みの日にこんなしんどいことやっているのオレ」
と独り言をぶつぶつといってみる。
それでもゴールして一息つくと、また次の大会に
出たくなるのだ。
やがてゴール地点である橿原神宮の森が見えてくる。
こうなれば、先ほど藤原京の手前で抜かされた
あの半袖の爺さんを再度抜いてやれと
ふたたび、スピードを上げる。
半袖のじいさんを抜き、そのままゴール。
何も知らない人から見れば
みな普通に歩いているだけなのだが
人知れず、こういうドラマがあるのだ。
この大会での歩数は約4万歩
消費カロリーは2075キロカロリー
スタート後のビールがことのほか美味しい。
見上げれば晩秋の青い空。
充実した一日が過ぎて行った。
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